雑誌 古本 買取 川崎市 |週刊少女コミック 1972年(昭和47年) 春の増刊 4月15日号 小学館を高価買取しました。

週刊少女コミック 1972年(昭和47年) 春の増刊 4月15日号 小学館の買取実績詳細

項目詳細
買取日2025年7月4日
買取方法出張買取
買取金額10,000円
買取地域神奈川県 川崎市
ジャンル雑誌 古本
冊数1冊
主な内容週刊少女コミック 1972年(昭和47年) 春の増刊 4月15日号 小学館
本の状態キズ汚れあり

週刊少女コミック 1972年(昭和47年) 春の増刊 4月15日号 小学館の買取を行ったスタッフからのコメント

川崎市にお住まいのお客様より、昭和47年(1972年)発行の『週刊少女コミック 春の増刊 4月15日号』をお譲りいただき、ブックリバーにて高価買取いたしました。本書は、当時小学館が発行していた『週刊少女コミック』の増刊号で、1970年代少女漫画黄金期の貴重な記録資料として知られる一冊です。掲載作家や作品のラインナップ、時代背景を含め、現在では復刻されていないオリジナルコンテンツが多数収録されており、コレクターや研究者の間で非常に高い価値を有しています。

今回買取させていただいた1972年春の増刊号は、保存状態が比較的良好で、綴じや背表紙のゆるみも少なく、ページの欠落や大きな汚損も見られない「準美品」として高く評価されました。こうした昭和40年代の少女漫画雑誌は、長い年月が経過しているため現存数が非常に少なく、当時の時代感覚や作家活動の初期資料として学術的にも評価されつつあります。当店ではこのような雑誌の文化的・資料的価値を鑑み、古書としての査定基準を超えたプレミア査定を実施しております。

本号に掲載されていたのは、竹宮惠子、萩尾望都、くらもちふさこなど、後に「24年組」と呼ばれ、少女漫画を新たな文学ジャンルへと昇華させた伝説的漫画家たちの初期作品が中心です。とくに1972年という年代は、彼女たちが本格的に活躍を始める直前期であり、作品的にも「少女漫画が変わり始めた転換点」とされる重要な時期といえます。まさにその時代の“空気”を感じられる本号は、読み物としての価値だけでなく、歴史的資料としても非常に高い評価を受ける一冊となっています。

以下に、今回の雑誌買取において高評価となったポイントを3つの観点でご紹介いたします。

  1. 年代・掲載作家による資料的価値の高さ
    1970年代初頭は、少女漫画が文学性や社会性を持ち始めた“変革の時代”でした。当時の『週刊少女コミック』は、未来の巨匠たちが多数掲載されていた実験場でもあり、雑誌全体が作品の原点資料となっています。復刻版や文庫化されていない初出原稿が含まれている可能性があるため、内容面での希少性も高く、研究・保存目的でのニーズも一定数存在します。今回の春の増刊号には、当時まだ新人だった作家による読み切り作品も含まれており、「初出号」「デビュー作」等の希少要素として高く評価されました。
  2. 現存数の少なさと保存状態
    雑誌という媒体は、もともと一時的な消費物として扱われるため、年月の経過とともに処分されるケースが多く、50年以上前の号が完本で残っている例はきわめて稀です。とくに、週刊誌や増刊号はサイズも大きく、保存しにくいため、残存率はさらに低下します。今回の雑誌は、ページの抜け落ちや目立つ破損がなく、表紙の印刷も比較的しっかり残っており、昭和40年代発行の雑誌としては非常に優れた保存状態でした。
  3. 川崎市地域特性とサブカルチャー需要
    川崎市は、東京都と横浜市の中間に位置する文化的交通拠点であり、サブカルチャーやアーカイブ文化に関心を持つ世代が多く居住する地域でもあります。また、アニメ・マンガ関連のイベントや展示会が頻繁に開催される地理的メリットもあることから、古雑誌や同人誌、資料性の高いマンガ文化書の需要が地域内でも比較的高いといえます。当店では、こうした地域性も考慮し、古雑誌の買取においても都市部に匹敵する水準での査定価格をご提示しております。

査定を担当したブックリバーのスタッフからは、以下のようなコメントも寄せられています。

「今回の『週刊少女コミック 春の増刊号』は、保存状態が良好だっただけでなく、掲載作品のラインナップや構成からも1970年代少女漫画の躍動を感じさせる大変貴重な資料でした。お譲りいただいたお客様が大切に保管されてきた背景も感じられ、誠実に評価させていただきました。こうした雑誌は、マンガ文化の成り立ちを理解するうえで欠かせない一次資料であり、我々にとっても扱いに慎重を期すべきアイテムです。」

ブックリバーでは、昭和期の古雑誌・少女漫画誌・増刊号・特集号などの買取を強化しております。特に以下の条件に該当する雑誌は、高価査定の対象となることが多く、専門スタッフによる個別対応が可能です。

  • 1960〜1980年代の漫画雑誌(少年・少女問わず)
  • 新人作家のデビュー作・初掲載号
  • 別冊付録・付属品・特典ポスターなどが残っているもの
  • マーキング・ページ破損が少なく、全体が完本であること
  • 有名作品の初出号(例:キャンディ・キャンディ、ベルサイユのばら、ガラスの仮面 等)

また、出張買取・宅配買取にも対応しており、雑誌の保管量が多い場合や、自宅整理中で内容が把握できない場合でも安心してご依頼いただけます。横浜市・川崎市・東京都内など関東圏を中心に、マンガ雑誌のアーカイブ的買取にも積極的に取り組んでおります。

ご自宅に眠る昭和の雑誌、もう読まなくなったけれど捨てるには惜しいという方は、ぜひ一度ブックリバーへご相談ください。LINEでの写真査定も可能で、表紙・巻数・状態が確認できるお写真を送っていただくだけで、簡易査定をお出しすることができます。

雑誌は時代を映す文化資産です。あなたの一冊が、次の読者にとっては新たな出会いとなるかもしれません。川崎市での古雑誌・マンガ雑誌の買取なら、専門性と誠実査定をモットーにするブックリバーにお任せください。丁寧に、大切に、お引き取りさせていただきます。