南史の買取実績詳細
- 買取書籍名
- 南史
- 買取金額
- ¥76,000
- 買取日
- 2025年7月25日
- 買取方法
- 出張買取
- 冊数
- 40冊
- 主な内容
- 南史 40冊セット
- 本の状態
- 状態不良
- 買取理由
- 専門を離れたため整理
- 高価買取となった理由
- 中国古典史を専門とする研究者や、大学の東洋学資料室などからの需要が多いため
※掲載している買取実績は、お客様の同意を得た上で一部情報を加工しております。買取価格は市場価値や本の状態により変動いたします。
南史 40冊セットの買取を行ったスタッフからのコメント
この度ブックリバーでは、東京都大田区にお住まいのお客様より、中国正史の一つ「南史」全40冊セットをお譲りいただきました。「南史」は唐代の李延寿により編纂された南朝の歴史を記録した正史で、宋・斉・梁・陳の四王朝を中心に、南北朝時代における貴族政治・文化・人物列伝などを詳細に記した東洋史研究上欠かせない文献です。
ご依頼いただいた書籍は、漢籍の分冊版で全巻揃い。函付きで保管状態も非常に良好で、目立つ傷みや書き込み、蔵書印も見られない美品でした。こうした学術的価値の高い書籍が完品セットで揃っているケースは近年減少しており、大学研究者・専門機関・コレクターからの需要も高まっていることから、高価買取の対象とさせていただきました。
お客様からは「大学在籍時に研究目的で揃えたものでしたが、専門を離れたため整理しました。価値を理解してくれる業者に引き取ってもらえて安心しました」とのお声をいただいております。ブックリバーでは、こうした東洋史・漢文・正史シリーズの買取においても、内容・発行年・版元・保存状態を丁寧に確認し、学術資料としての価値を踏まえた査定を行っております。
「南史」は、史伝体のスタイルで南朝の政治・文化・人物の動静を克明に記録しており、三国志・晋書・宋書などと併せて、南北朝時代の全体像を捉えるうえで重要な資料です。中国古典史を専門とする研究者や、大学の東洋学資料室などからの需要も多く、中古市場においても長期的に評価されているシリーズのひとつです。
大田区は教育・研究関連の施設も多い地域で、漢籍・東洋史資料・古典文献などの買取に関するご相談も増えております。当店では、専門知識を持ったスタッフが1冊ずつ丁寧に査定を行い、歴史資料としての真価を理解したうえで、適正価格をご提示しております。
査定のポイントとしては、以下のような点が評価の基準となります。
- 巻数が揃っているか(全40冊完結)
- 函・帯・カバーの有無と状態
- 書き込み・蔵書印・破損・ヤケなどの使用感
- 発行年・出版社(例:中華書局・汲古書院など)
- 現在の市場での希少性と学術的評価
これらの条件を満たす場合、東洋史・漢籍シリーズは中古書籍としても高い再販価値を持ち、研究用途としてのニーズが続いているため、古書市場でも安定した価格で評価されます。
最後に、これから漢籍・中国古典・歴史書の整理・売却を検討されている方へのアドバイスをお伝えします。
・書き込みや蔵書印があっても、研究資料としての価値があれば評価可能です
・全巻揃い・函付きは高価査定につながる大きな要素です
・古い版でも、絶版・限定印刷の場合はプレミアがつくことがあります
・同ジャンルの書籍をまとめてご依頼いただくと、コレクション性が評価されやすくなります
ブックリバーでは、歴史書・正史シリーズ・東洋学関連の専門書籍の査定・買取実績が豊富にございます。大田区をはじめ、東京都内では出張買取も承っておりますので、蔵書や学術資料の整理をご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。
大切な研究資料を、必要とされる次の読み手・研究者へと丁寧に引き継ぐお手伝いをいたします。