2015年度吹奏楽コンクール 課題曲の買取実績詳細
- 買取書籍名
- 2015年度吹奏楽コンクール 課題曲
- 買取金額
- ¥15,000
- 買取日
- 2025年8月25日
- 買取方法
- 出張買取
- ジャンル
- 楽譜・スコア・音楽書
- 冊数
- 1冊
- 主な内容
- 秘儀Ⅲ マーチ「プロヴァンスの風」 2015年度吹奏楽コンクール 課題曲
- 本の状態
- 普通
- 買取理由
- 退職を機に蔵書整理
- 高価買取となった理由
- 課題曲としての教育的価値も高く、基礎的なアンサンブル能力やリズム感、ダイナミクスのコントロールを磨く格好の教材となっているため
※掲載している買取実績は、お客様の同意を得た上で一部情報を加工しております。買取価格は市場価値や本の状態により変動いたします。
秘儀Ⅲ マーチ「プロヴァンスの風」 2015年度吹奏楽コンクール 課題曲の買取を行ったスタッフからのコメント
江東区にお住まいのお客様より、『秘儀Ⅲ マーチ「プロヴァンスの風」 2015年度吹奏楽コンクール 課題曲』の楽譜をお譲りいただきました。本作は吹奏楽コンクールの課題曲として広く知られ、多くの中学・高校・一般バンドに演奏されてきた名曲です。「秘儀Ⅲ」というタイトルが示す通り、作曲者独自のモチーフを取り入れつつ、マーチとしての華やかさと親しみやすさを兼ね備えた作品で、演奏する側にとっては高い技術と表現力が求められる一方、聴衆にとっても印象に残る構成となっています。課題曲に選出されたことで全国の吹奏楽団体が取り組み、その後もコンサートや定期演奏会で繰り返し演奏される人気曲として定着しました。
吹奏楽コンクール課題曲の楽譜は、発行年ごとに特定の出版社から限定的に頒布されることが多く、翌年以降は新譜の発行に伴って入手が難しくなる傾向があります。そのため過去の課題曲を演奏したい団体や研究目的で入手したい指導者にとっては、中古市場での流通が貴重な手段となります。特に状態の良い楽譜セットは需要が高く、古書市場でも安定した人気を誇ります。
今回のご依頼主は江東区で長年吹奏楽指導に携わってこられた方で、部活動や市民バンドでの指導経験を通して多数の課題曲を保管しておられました。退職を機に蔵書整理を進める中で「自分が現役時代に愛用してきた楽譜を、次に活用してくれる団体に託したい」との思いから当店にご相談くださいました。現物を拝見すると、パート譜・スコアともに揃っており、書き込みも最小限、紙質や印字も鮮明で、演奏に十分使用可能な状態でした。吹奏楽の楽譜は練習や演奏の過程で折れや書き込み、破損が出やすいのですが、今回のセットは丁寧に保管されていたことが分かり、保存状態は非常に良好でした。査定額をご提示した際には「大切に扱ってきた楽譜を正しく評価してもらえて安心した。次の世代の音楽づくりに役立ててほしい」と大変ご満足いただきました。
『秘儀Ⅲ マーチ「プロヴァンスの風」』は、フランス南部プロヴァンス地方の風景を思わせる爽やかな旋律とリズムが特徴的です。冒頭の明快なファンファーレから始まり、中間部の軽やかなメロディ、終結部の堂々としたクライマックスに至る構成は、短い演奏時間の中で起承転結が明確に示され、吹奏楽マーチの魅力を凝縮しています。課題曲としての教育的価値も高く、基礎的なアンサンブル能力やリズム感、ダイナミクスのコントロールを磨く格好の教材ともなっています。
査定において特に重視されるポイントは以下の三つです。
- 保存状態:スコア・パート譜の有無、書き込みや破損、紙質の劣化など。美品で揃っているセットは希少性が高く、高評価につながります。
- セットの完備度:課題曲楽譜はスコアと各パート譜が揃っているかどうかが重要で、欠品があると実用性が下がり査定額も下がります。
- 需要と希少性:吹奏楽課題曲は翌年以降は入手困難になるため、再演や研究のために探す団体や指導者が多く、安定した需要があります。
今回の楽譜はこれら三条件をすべて満たしていました。保存状態は良好、スコアとパート譜が揃った完備セット、さらに吹奏楽課題曲という安定した需要があるため、高価査定が可能となりました。
江東区は文化活動が盛んな地域であり、学校や市民バンドなど吹奏楽団体が多数活動しています。そのため吹奏楽関連書籍や楽譜の買取依頼をいただくことが多く、今回のように「自分の歩みを支えてくれた楽譜を次に活かしてほしい」という思いを持って整理されるお客様も少なくありません。査定員としても、単なる物品ではなく音楽文化を未来へつなげる役割を担っていることを強く意識しながら査定を行いました。
査定現場では、一冊ごとにパート譜を丁寧に確認し、印字の鮮明さ、破損や欠落の有無、紙質の劣化度合いを慎重に確認しました。実用性が確保されているかどうかは査定に直結するため、特に譜面の可読性や書き込みの量を重視しました。今回のセットは実演にも耐えうる状態であり、演奏団体にとって即戦力となる一式でした。
市場動向を見ても、吹奏楽課題曲の楽譜は年を追うごとに希少性が高まります。新しい課題曲が毎年発表されるため、過去の曲の流通量は減少していきますが、再演や研究需要が続くため安定した市場価値を維持します。特に2010年代の課題曲は、現在の指導者世代にとって馴染み深い楽曲が多く、再演希望が多い傾向にあります。そのため今回のような保存状態の良いセットは、今後も価値が維持されると考えられます。
BOOKRIVERでは江東区をはじめ東京都内全域で出張買取を承っております。吹奏楽の楽譜はパート数が多く、重量もあるため整理や運搬が大変ですが、当店スタッフが直接伺い、その場で査定から現金でのお支払いまで行います。一般の古書店では評価が難しい吹奏楽楽譜も、当店では過去の取引実績や市場データを踏まえて公正に査定いたします。
楽譜の買取は、単なる古書取引ではなく、音楽文化の継承です。『秘儀Ⅲ マーチ「プロヴァンスの風」』のような課題曲楽譜は、これまで数多くの学生や市民が演奏を通じて音楽の喜びを感じてきた歴史を持ち、次世代の演奏者にとっても重要な教材となり続けます。今回のご依頼を通じて改めて感じたのは、楽譜には単なる音符以上に人々の思い出や努力の軌跡が刻まれており、それを未来へと引き渡すことの意義でした。
この度、江東区で買取させていただいた『秘儀Ⅲ マーチ「プロヴァンスの風」 2015年度吹奏楽コンクール 課題曲』は、保存状態、セット完備度、需要と希少性という三条件をすべて満たしていたため、高価査定とさせていただきました。BOOKRIVERでは楽譜 買取 江東区をはじめ、吹奏楽コンクール課題曲、吹奏楽スコア、音楽教育関連書籍の買取を強化しております。江東区で蔵書整理や楽譜の売却をご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。大切に受け継がれてきた吹奏楽楽譜を誠実に査定し、その価値を未来へとつなげてまいります。