小山愛司 限定版 信濃史源考 巻1~4、9~12の買取実績詳細


小山愛司 限定版 信濃史源考 巻1~4、9~12の買取を行ったスタッフからのコメント
東京都荒川区にお住まいのお客様より、小山愛司編『信濃史源考』限定版のうち、巻1~4、巻9~12まで計8巻をお譲りいただき、ブックリバーにて高価買取をさせていただきました。本書は、長野県(旧信濃国)の歴史に関する膨大な資料と考証を収録した希少性の高い歴史資料集であり、特に限定版として刊行されたものは現在市場でも流通量が極めて少なく、研究者や郷土史家からの需要が根強いことでも知られています。今回のご依頼では、冊数の構成と保存状態、また貴重な巻を含んでいた点を総合的に評価し、当店査定基準に基づき、上限に近い価格にて買取させていただきました。
『信濃史源考』は、信濃地域における古代から中世、近世にいたるまでの地方史・政治史・宗教史・地誌・人物伝などを、多数の一次史料・写本・古記録をもとに編纂した学術的な歴史書です。特に、小山愛司氏による編集・解説は資料批判の精緻さと網羅性に定評があり、単なる地方史を超えて、日本の地域研究の指標ともなりうる内容を内包しています。そのため、大学研究者、博物館関係者、文献史学の専門家にとっては、今なお一次資料として活用されている名著です。
今回買取させていただいたのは、同書のなかでも希少な限定版であり、函入り・布張り上製本・蔵書票なし・書き込みなしという、状態としても極めて良好なセットでした。特に巻9~12は初期刊行から年月が経過しており、中古市場でもなかなか入手困難な巻とされているため、それらが含まれていたことが高額査定の大きな要因となりました。8冊いずれも背表紙・函・本文の状態に劣化が少なく、湿気による波打ちやページの破損もなく、「コレクション保存されていた」ことがうかがえる非常に良好なコンディションでした。
お客様からは「父が長野県の出身で郷土史研究をライフワークとしており、書斎に大切に保管していた資料です。自分では読む機会がないため、歴史を大切に扱ってくれる方に渡してほしくて相談しました」とのお言葉をいただきました。ブックリバーでは、こうした家系資料・郷土史・地方出版物などについても、内容を正確に把握したうえで、学術資料としての価値を反映した査定を行っております。
以下に、今回の買取で高評価につながったポイントを3つにまとめてご紹介します。
- 巻1~4、9~12という貴重な巻を含む構成であったこと
地方史資料においては「巻抜け」が査定価格に大きく影響を与えることが多く、希少な巻が含まれている場合には、単巻でも高評価となることがあります。今回の『信濃史源考』では、特に後期の巻(9~12)は市場でも入手困難で、セット再構成のための価値も高いため、抜け巻を補完したい研究者・大学図書館などのニーズを見込んだ価格設定となりました。
- 限定版・美装上製本・保管状態が非常に良好
『信濃史源考』のような専門的歴史資料では、保存状態の良否が再販可能性を大きく左右します。今回の8冊はいずれもハードカバーの上製布張り仕様、さらに外函も完備されており、開き癖や蔵書印もなく、巻ごとの状態が均一であったことから、美品としての評価が可能でした。このような保存状態は古書市場においては非常に希少であり、当店としても丁寧な価格評価を行わせていただきました。
- 荒川区という地域特性と文献評価の高さ
荒川区は東京23区の中でも教育機関や歴史文化施設へのアクセスが良く、地域資料・古書文化に理解のある住民も多い地域です。とくに郷土史や地誌関係の書籍は、研究者や市民団体による需要が根強く、当店でも荒川区エリアからの歴史資料のご依頼が多く寄せられています。今回はそうした地域性を踏まえ、適切な再販ルートの見込みも含めた上で、積極的な査定を行いました。
ブックリバーでは、『信濃史源考』をはじめとする地方史・郷土資料の買取を強化しております。特に以下のような書籍は高価査定の対象となります。
- 限定版・非売品・自治体発行の地誌・町史・村誌
- 郷土史研究家・学会・地元出版社による論文集
- 明治〜昭和期の復刻史料・家系譜・藩史
- 上製本・函付き・美装蔵書で保存状態が良いもの
- 同ジャンルの文献をまとめてご依頼いただく場合(20冊以上で査定UP)
また、以下の条件に該当する場合は、特に高額査定の対象となります。
- 巻抜けが少なく、希少な巻を含む構成である
- 函付き・布装丁・蔵書票・付属資料完備
- 書き込み・破損・においなどのダメージがない美品状態
- 大学研究者・教育関係者旧蔵書など出自が明確な資料
荒川区では出張買取・宅配買取のいずれにも対応しております。「書斎にある本の価値が分からない」「故人の蔵書を整理したい」といったご相談にも、専門知識を持つスタッフが誠実に対応いたします。LINE査定では、表紙・背表紙・巻数の写真を送っていただくだけで、概算査定をご案内可能です。
歴史書は、過去を記録するだけでなく、未来の知を育む礎でもあります。『信濃史源考』のような資料は、地域に根差した学びの道標として、次の世代へと受け継がれていくべき貴重な知的財産です。
荒川区で歴史書・郷土史・限定版資料の整理や売却をご検討中の方は、ぜひブックリバーにご相談ください。歴史資料に精通した査定スタッフが、1冊1冊の価値を丁寧に見極め、誠実に対応させていただきます。まずはLINE・電話・メールにて、お気軽にご相談ください。あなたの蔵書を、必要とする次の学び手へと橋渡しいたします。